2014年8月16日土曜日

介護保険サービスとリハビリテーション―ICFに立った自立支援の理念と技法

介護保険サービスとリハビリテーション
 WHO(世界保健機関)が2001年に発表した、国際生活機能分類(ICF)の概要に基づき、リハビリテーションをどのように行っていくべきかをまとめた、対人援助職向けの一冊。リハビリテーション実施計画書の具体的な書き方も記載。

ケアやリハビリテーションを利用者本位にするための強力な武器「ICF(WHO:国際生活機能分類)」と、それを前提としたリハビリのあり方が一目でわかる。現行の介護保険制度の中のリハビリの位置づけも理解できる内容。

ICF赤本が「???」ならこの本は「!!!」といった感じでしょうか。全編にわたってかなり詳しく書かれています。これを参考にされる現任(実務)研修講師の方々も多いのではないでしょうか。保健・医療・福祉に関わる方にとっては必携ともいえる本です。自身のスキルアップのためにもどうぞ!!

生活の場で、患者の「できるADL」をいかにして発揮できるようにチームアプローチをしていくかが書かれている。著者の述べている意味は分かるが、よほどチーム内のリハビリに対する理解がなければ実際に取り組んでいくには難しいと思う。 

私は、リハビリテーション病院に勤務しています。日々、チーム医療、協働の難しさを痛感している中、本書ではわかりやすく簡潔にそのアプローチの仕方を解説してあります。また、毎月頭を悩ませられるリハビリテーション総合実施計画書の書き方からその適切な運営方法、活用法がわかりやすく解説してあり、初心に戻ったつもりで自身の仕事を振り返るよい機会となりました。関係職種の方々にぜひ読んでいただきたい一冊です。

ICFから個別の支援計画や個別指導計画といった教育関係の計画を立てたいと考えている方は多いと思います。そのようなことが出来ると自賛している本は多いのですが、今のところこの本に勝るものはないと思います。
 まず、参加から目標を定める、参加における目標を実現するため、できるだけ実際の場で、専門的な指導・支援を行うなど、子どもへアプローチする上でも示唆に富んだ内容で、教育関係者にも大変お勧めの本です。

大川弥生さんの著書であることで購入しました。私が参考にしたいと考えていたリハビリテーションと、内容が少し違っていました。この本だけでなく、他も見るようにします。


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